安芸駅には土佐くろしお鉄道で輪行。土佐くろしお鉄道は県西部と県東部の両方に線路があり、東部の線はごめん奈半利線。JR後免駅が土佐くろしお鉄道のごめん駅で、JRから乗り換え無しで直接乗り入れている列車もある。あかおか駅あたりからは太平洋がどーんと見える。
安芸駅から釜揚げちりめん丼定食を食べに高園茶屋へ。釜揚げちりめん丼はご飯よりもはるかにちりめんじゃこの方が多くて、ゆずの香りがして、いろんな丼を食べてきたけれどこれはトップクラスの美味しさだった。
安芸といえば岩崎弥太郎の生家があるところというわけで尋ねてみた。電車で輪行して安芸に来て、自転車でうろうろ出来るというのはやはり良い。弥太郎の家はきれいにされているけれど管理人はおらず無料で見学することができた。庭石を日本列島に見立てておいていたという庭はそのままだった。大きな志をもった弥太郎や龍馬がたかだか150年前に生きていたというのが不思議な気がする。弥太郎の家のすぐ近くに神社があったので行ってみたけれど、きっと岩崎家の人たちも何度も訪れたのではないだろうか、そんなこと思った。
海岸まで下るとそこにはちりめんじゃこ通りがあり、道の海側にはちりめんを天日干しする簀の子のようなものが並んでいて、道の山側には釜茹でする加工場がある。
赤野駅までBROMPTONで走ったところで高架の高野駅ホームに上がってみると列車の時間が近い、たまたまだけど、これを逃すとしばらく待つことになっていた。午後の日差しが太平洋に反射して車窓からの眺めはとても眩しかった。