とうとう、バットメセニーのライブに行った。聴き始めて28年ぐらいで、初めて、ついに。
パットメセニーにとって忘れられないライブとなるのが確実なOrchestrionの初ライブ。会場の大阪サンケイブリーゼホールは内装が黒一色、大人の雰囲気、席は二階の前から二列目。Orchestrionの全貌が見られるので2階席でもは納得していたし、オペラグラスは出勤の際にカバンに入れていた。
19:10頃開演した。まずはギターだけでバットメセニーワールドにいきなり入っていった。もうこの段階で満足、、、、してはいけない。まだOrchestrionの演奏は始まっていないのだ。「なにこれ?」と言ってしまいそうなギターとは呼べない弦楽器も登場してお客さんはますます満足度を上げる。そして、Orchestrionが動き始まる。パットが右足で床に設置したスイッチをトントントントンと4回踏み込むとステージ左側奥の鐘(?)がリズムを刻み始めて、、、、後は見た人にしかわからない、、、、。
当初は自動演奏の装置とパットの競演か、と思っていたけれどさにあらず、というかそれを越えていた。エミュレーターやら何やら、テクノロジーとパットの感性が融合したライブだった。パットのインプロもすごかった。Orchestrionも操作しながら即興もして、きれいに楽曲を終えていく様子は現代の聖徳太子、人間マルチタスクだ。アンコールが終了したらなんと2時間30分経過していた。本当にあっという間。
残念なのは英語がわからなかったのでパットの言っていることが理解できなかったこと。Orchestrionを作ったときに2つ質問された、その一つは、アーユークレイジー?だった。というところしかわからなかった、、、、本当に残念。記念にキャップを購入。
パットメセニーはギターを弾きたくて弾きたくてたまらなかったのだと思う。アンコールの際、登場するときも走って来て、手早くギターを手にしたかとおもうとすぐに弾き始めた。2回ともそうだったけれど、今にして思えば時間がもったいなかったのではないか。本当にギターを弾くのが好きなのだろう。
愛知や東京でもきっと聴衆を魅了したに違いない。
投稿情報: 本人 | 2010/06/13 17:26