4月の終わりから5月3日まで仙台にいた。震災で大変なことになっている同業者を支援するためだ。仙台市内は見た目には普段通りの生活をしているように見えるが、それでも地下鉄工事箇所の陥没や青葉城講演への道が一部閉鎖されていたり、いろいろなことがまだまだ。仙台駅も全体がシートで覆われているままだった。
中に休みが一にあったので仙台駅から松島へ行こうとした。松島は被害が少なかったらしく、観光船も動き始めたとテレビでいっていたから。ところが、手前の塩竈で下車して街を歩くことにした。
後でわかったことだけれど塩竈、松島は被害が少ないほうで、七ヶ浜、東松島、石巻が甚大な被害を受けていた。同じく海に面していても地形によって大きく異なったらしい。とはいえ、塩竈も海の近くは被害が大きく、復旧作業にあたっている人々が黙々と働いておられた。
ところで、仙台のホテルでレンタル自転車屋さんを聞いてみたら「仙台では聞いたことが無い」とのことで驚いた。確かに無いらしい。自転車を借りられれば、仙台市近郊の街を尋ねてみようと思っていたのだけれど、叶わなかった。大阪や京都では多くの駅にはレンタル自転車があるのに、なぜ無いのか?観光地が分散している、冬はとても自転車で観光できる陽気ではない、観光客以外に需要が無い、そもそも自転車に乗っている人が少ない、、、?今度仙台に行く機会があったら聞いてみよう。
復興には長期の支援が必要になることは間違いなく、脱原発とともに、一人ひとりが真剣に考えるのは今だ。