温かい日が続いているとはいえ、新潟はやはり気温は低かった。仕事を終えて市内で「へぎそば」を食べたくなってぶらぶらと、、、。新潟の歓楽街には客引きが実に多くて、いちいち声をかけてくるのだけれど、その内容があまりにも品の無いストレートなものだから気分が悪くなってしまった。折角新潟に来て、一仕事終えて、時間もまだ早いから名物の「へぎそば」を食べようとしているのに全く大きなお世話。ホテルの近くに旬彩庵という店があったのでお造りと日本酒とそばを食べた。こっちは満足だった。
西から新潟に行くのは結構不便だった。山陰、いや日本海側は江戸時代には北前船が往来していたし、手工業の時代には反映した街が多い。金沢も新潟もそうだし、以前訪れた佐渡の小木や宿根来もそうだった。ところが産業の中心が瀬戸内/太平洋側に移り、インフラ整備では大きな差がついてしまった。新潟の海岸沿いの松の木はすべて南側に斜めに立っていたのは北風が強いから。「飛砂注意」の道路標識もあった。元々厳しい風土なのに景気が冷えて生活は厳しさを増していく。街で声をかけてきた若者も生き辛さが増しているのかもしれない。
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