2011年9月から日本ファシリテーション協会(=FAJ)に入会している。これからは自助、公助にくわえて共助の時代へ。強いリーダーシップから自立・分散型の組織運営へ変わる必要があると感じていたおりに、ファシリテーションに出会う機会があり「これだ」と、即入会。その後スケジュールがあえば研修等に参加して学んでいる。
ということで、奈良県が主催する研修会を見学した。山崎亮氏の「コミュニティ・デザイン」という書籍にも紹介されているが、今、行政は地域の県民市民の参加・参画で問題を解決する方法を模索しつつあり、そのひとつがファシリテーションを用いたプラットフォームづくりである。
都合4回の研修の1回目と3回目を見学した。参加者が熱心だということと、ファシリテーションのような技法の必要性は感じているものの、リアルな場面でどのように活用してよいかがわからないという不安があるようだった。でもそれは当然のこと。利害関係の強い対立、エゴや好き嫌いなどがあって実際には上手くいかない話し合いは多い。話し合いが終わっても、何について、どれくらい深く合意できたのかさえ怪しいということがありがちである。だからこそ十分考えや思いを出し切って、掘り下げて、その上で何が一致できていて何が不一致であるかがわかるようにしていくことがファシリテーターの役割。4回の研修ではきっかけを掴む程度にしかならないかもしれないけれど、スタートを切るには十分だろう。
近鉄で奈良に向かうと、広い空き地の中を電車が走るとことがあって、何かなと思ったら平城宮跡の中を走っていた。京都では味わえないことだった。
奈良といえば有名なお寺に入ったことがるけれど町中を歩いたことはなかった。商店街は結構な人通りだし、飲食店も多く活気があった。商店街の周辺には往時の賑わいを思わせるような通りなどもあり、またゆっくり行ってみたい。
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