大阪丸ビルのスターバックスは店内は客が一杯ですわれないし、とても騒がしい。外のテラスは喫煙者がたくさんいたけれど、風もあったのでベンチに座ることに。アイスコーヒーのグランデを飲みながら本を読んだ。その本にじっくりと考え事をするのにはスターバックは良いと書いてあって、そうでもないと思いつつ真似をしてみることにしたというわけ。
何度か自分の前をトボトボと行き来する人があり、顔を上げてみると浮浪者と思われる老人だった。気になって来た 、、、。そうこうしているうちに女性客がテラス中央のゴミ箱に飲み終えたカップを捨ててどこかにいってしまったのだけれど、ほどなく件の老人がトボトボとゴミ箱に近づき、先ほど捨てられたカップを拾って歩き出した。ストロー付きのカップを持って端の方に移動して座って、、、きっと飲むのだろう。
こういう光景が都会には日常にあるのだろう。地方ではあまりお目にかからない。地方ではきっと老人の名前や住まいを誰かが知っているし、騒ぎになることだけれど、大阪では誰も知らないし感心も無い。かつてアメリカのマクドナルドでよく似た光景を見たことがある。マクドナルドには黒人客ばかりで、店の外にはやはり黒人の浮浪者が居た。それと同じだった。なんとかしないといけないけれど、誰がするのか? 坂本龍馬はどこにいる?
さて、手元にあるカップをどこにどのように捨てようか?若干の氷と水が残っていて、ふたがしてあって、ストローが刺さっているカップ。テラスのゴミ箱か、店内のゴミ箱か、どんな風に捨てるのか、そのとき老人は見つめているのだろうか?結局「普通に」テラスのゴミ箱に捨てて、振り返らずに立ち去った。スターバックスでじっくり考え事をしたり、本を集中して読むのは私は苦手である。
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