龍馬の墓を訪ねるつもりはもともと無く、京都駅から奈良線で一駅の東福寺に紅葉を観るために京都駅まで輪行した。京都駅はすごい人。ホームの人が少なくなるのを待っていたら次の電車が到着してドバーッと人が出てくる。なんとか駅から出てBROMPTONで東福寺へ。東福寺はたくさんの寺が集まっているところだが、初詣の八坂神社のような人出で何人もいる警備員は「立ち止まらないで進んでくださーい」を連呼していた。きっと勤務時間中叫ばなければいけないのだろう、ご苦労様です。
東福寺通天橋からの眺めが有名。チケットを購入して橋に進むとチケットの裏にスタンプを押すおばさんが両脇に居て、たたくたたく、押す押す、左手に持ったスタンプでリズムを取りながら客のチケットの裏にバシッと一撃でスタンプを押す。一見無駄に見える動きが多いが、昔々の駅の改札がハサミをカチカチいわせながら切符に入鋏していたのと同じ理由があるに違いない。
さて紅葉の写真をいくつか。様々な色がある。
東福寺から北上し、駐輪場があるという情報がある高台寺へ向かった。道路はバスと乗用車の渋滞と警察官の笛と車のクラクションでいっぱい。歩道も狭く、結局スイスイとはいかなかったがさほど時間もかからず高台寺へ。駐輪場を警備員に尋ねると「上にありますが、今日は一杯だと思います。」ということなので思案していると「坂本龍馬先生の墓 →」の看板発見。今日は「龍馬伝」の最終回の日でもある。これは行かねばなるまい。で護国神社に行った。拝観料というのか、300円なり。
坂本龍馬と中岡慎太郎。今日のテレビでどんな最後を遂げるのか?お賽銭を上げて手を合わせた。
龍馬の墓からは京都市内がきれいに見えた。
護国神社の墓地の最も上に最も大きな墓があり、それが木戸孝允(桂小五郎)と妻の墓だった。以前、桂小五郎の生家もすんでいた家も訪ねたことがあったが、ここに墓があるとは知らなかったし立派さに驚いた。なるほど山口市には木戸神社という彼を祀った神社があるほどの偉人だった訳だ。
BROMPTONを道路脇の大きな石灯籠の近くに停めて高台寺へ。東福寺とは異なった趣でこれまた「いとおかし」。
ところで、これらのお墓には本当に遺骨や髪の毛が埋められているのだろうか?この時代のことだからDNAを採取することも可能なら、、、と馬鹿なことを考えてしまう。それにしても僅か150年前に若者がこの国の制度を変えてしまったという史実は圧倒的な迫力で迫ってくる。金儲けのことばかり考えているような連中が大手を振って歩き、国は1000兆円の借金を抱えてしまった。龍馬が言う「みんなぁが笑うて暮らせる国」にしなければ。
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