高知市内のホテルに9泊した。いわゆるビジネスホテルで、そんなに新しくもないので部屋は「普通」。でも朝食は高知県産の新鮮な農水産物を使った料理をバイキングで食べられる。サラダも水菜、ほうれん草、レタス、キュウリ、ブロッコリー、カリフラワーなどを自由にとることができる。秋に宿泊した時は何種類かの芋が蒸されていた。その中にアイスプラントが、シオーナ(塩菜)があったので生まれて初めて食べた。これが美味しく、歯ごたえがシャキシャキで、固いものが砕けていくような音が頭の中に広がって、塩味で美味しい。後で調べてみるともともとは乾燥地の植物で、日本では最近になって栽培・流通されるようになってきたらしい。茎と葉にはキラキラした小さいぶつぶつが無数にあって、中には塩分が蓄えられている。
高知県は大河ドラマ「龍馬伝」とそれにあわせた観光キャンペーンをはっていたが、その1つが終了し、次の2年間はキャンペーンの内容が変更になる。それが「リョーマの休日」。デザイナー梅原真の影響かどうかわからないけれど、高知県内にはユニークで目を引くキャッチコピーやデザインが多いような気がする。「ローマの休日」を恥ずかしげもなく「リョーマの休日にしてしまうあたりが高知県ならではか?他にも「帰ろう。変えろう。でる杭歓迎。」という移住を呼びかける幟が空港にたくさんあったりもする。キリンビールは「たっすいがは、いかん」だ。
出張先の大学も新学期を迎えた。大学の正面に公園が隣接し、そこは桜の名所。きれいなキャンパスは決して都会にはあり得ない贅沢な空間をつくりだしていた。高知の春は一気に来る。モクレンもソメイヨシノもほぼ一緒に咲いたかと思うと田植えをしている田もあった。
そういえば国は南海トラフで発生が予想されている地震による津波の高さの想定を見直した。高知県黒潮町では34.4メートルとか。黒潮町はゴールデンウィークに3000枚のTシャツを海岸に展示するらしい。2012年はこれまでの1000枚の3倍の枚数にチャレンジするとホームページに書いてあった。今年は見に行く!つもり。
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