「『原発企業からは、下請け労働者一人あたり約7万円が出ているといわれています。ところが、末端で働く人たちの手にわたるのは、いまでも6000円から15000円というのが相場です』15年後のいま聞こえてくる実態は、『ピンハネ構造』は変わらないものの、もっと少額のようです。」
「巨大地震が発生すれば、原発の機器が同時に破損します。『何重もの安全装置』があったところで、それらの装置も、やはり破損する恐れがあります。原発の事故対策としてよくいわれる『とめる、冷やす、閉じこめる』が働かない可能性が、地震の場合には大いにあります。原発を緊急に停止させる制御棒がうまく入らないかもしれません。運よくとめられたとしても、燃料は放射能による高熱のため、冷やしつづける必要があります。原発の運転をとめれば発電所内でつかう電気の供給がとまり、冷却機能が維持できなくなります。非常用のディーゼル発電機を動かそうにも、同時に破損していてつかえないかもしれないのです。・・・使用済み燃料は・・・原発内のプールで冷却されています。地震でプールの水が抜ければ、燃料が溶け出します。・・・閉じ込めるはずの格納容器や格納容器を貫通する配管なども破損していて、環境に大量の放射能を放出する恐れがあります。・・・」
そして
「原発をやめていく社会が火力発電所も減らしていこうとする社会であるのに対して、原発を増やしていく社会は、火力発電所も増やす社会なのです。」
「自然エネルギーが活用されれば省エネルギーにつながり、省エネルギーが進めば自然エネルギーの活躍の場が大きくなります。互いに加速し合って、自然エネルギーを中心とした、エネルギーをあまり使わない社会をつくっていけるでしょう。出口なしとあきらめることは、全くありません。」
他にも、原発と火力、水力発電との関係や原発と都市部の関係など、わかりやすく解説されている。
いま計画停電の影響が大きい。製造工場ではラインが動かせなかったり、品質低下につながる。計画停電は早く解消されるべきだろう。しかし、ムダな照明や冷暖房をやめること、デパートの営業時間を短縮することなどは継続すべきだ。さらに、夜中中あいているコンビニエンスストアは閉めよう。ネオンサインもいらないでしょう。そんなに広告費使うのなら販売価格を下げてほしい。24時になったらテレビの電源は切れる仕組みにしよう。ラジオがある。「ラジオ深夜便」がある。・・・・・そんなことしたら仕事が無くなる人もでる・・・・でも、原発の大汚染と引き換えにできるものなど何もないはず。知恵を出して、分かち合うことを、今考え、行動する時だと思う。
サイクルトレインや輪行はもっと一般的になるべきだ。Bromptonに乗り続けよう。
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